古いお金
外国の硬貨の買取
旅行の残りの硬貨は銀行で替えられない。値がつくのは金貨・銀貨

家族が旅行で持ち帰った外国の硬貨や、記念に集めていた外国のコインが出てくることがあります。外国の硬貨は、大きく2つに分かれます。旅行で余ったふつうの硬貨と、金や銀でできた硬貨や古い記念硬貨です。扱い方はまったく違います。
旅行で余ったふつうの硬貨
日本の銀行では、外国の硬貨は両替できないのがふつうです。たとえばみずほ銀行は、外貨両替の説明書で、外国通貨の硬貨(コイン)は買うのも売るのも取り扱っていないとしています。紙幣でも、流通が止まったものや汚れなどで照合できないものは扱えない場合があるとしています。
買取業者に出しても、ふつうの硬貨は難しいことが多いとされています。買取の一括査定サービスを運営するおいくらは、一般的な現行通貨の硬貨は希少性がないため、買取が難しいことが多いと説明しています。
旅行の残りの硬貨は、その国にまた行くときに使うか、記念に残すのが現実的です。
値がつく外国の硬貨
一方で、次のような外国の硬貨には値がつきます。
- 金貨やプラチナのコイン。 金やプラチナそのものに値段があります。パンダ金貨やソブリン金貨のように、地金として買われるコインもあります。
- 銀貨。 古いヨーロッパの銀貨などには、数万円以上の相場が示されているものがあります。
- 発行枚数の少ない記念硬貨。 現行通貨でも、ふつうの硬貨とは別に評価されることがあります。
おいくらの解説では、たとえば次のような相場が示されています。2024年6月5日時点の参考値とされています。
| 硬貨 | 公開されている相場 |
|---|---|
| パンダ金貨(中国) | 1オンスあたり約255,000円 |
| ソブリン金貨(イギリス・ジョージ6世) | 約200,000円。状態により300,000円以上 |
| クラウン銀貨(イギリス・ウィリアム3世) | 約100,000円 |
| 5フラン銀貨(フランス・ルイ・フィリップ) | 約100,000円 |
| 20リラ銀貨(イタリア・1928年) | 数万円程度。状態がよければ約100,000円 |
出典:おいくら(マーケットエンタープライズ)の外国コイン買取の解説(2026年8月27日更新)。2026年10月21日に確認。金や銀の相場で変わる。
同じ解説では、2026年時点で国内の金の買取価格が1gあたり26,000円を超えたとされ、金貨の価値が上がっているとしています。金貨は、その日の金の相場で値段が動きます。
手元の外国の硬貨を分ける
| 手元の硬貨 | 考え方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 旅行で余った、いまの硬貨 | 銀行では両替できず、買取も難しいことが多い | また行くときに使う。記念に残す |
| 金貨・プラチナのコインらしいもの | 金やプラチナの相場で値がつく | 金貨を扱う業者の査定に出す |
| 古い銀貨らしいもの | 種類と状態で値がつくことがある | 古銭や外国コインを扱う業者に見てもらう |
| 記念硬貨のセット | 発行枚数が少なければ評価されることがある | ケースや説明書と一緒に査定に出す |
みずほ銀行の案内と、おいくらの公開情報をもとに、ねうち帖がまとめた。
売る前にやること
- 磨かない、洗わない。 布で磨いたり洗剤で洗ったりすると、アンティークとしての価値が下がるとされています。
- ケースや鑑定書を一緒に出す。 付属品がないと、査定額が上がりにくいとされています。
- 外国コインに詳しい業者を選ぶ。 専門の査定員がいる業者に頼むよう勧められています。
日本の古いお金の見方は古銭の価値の調べ方に、売り方の違いはどこで売る?売り方の比べ方にまとめています。
参考にした資料
- みずほ銀行|外貨両替の説明書(2021年5月17日現在)
- おいくら(マーケットエンタープライズ)|外国コインの買取の解説(2026年8月27日更新)
いずれも2026年10月21日に確認。
