古いお金
古いお金はどこで売るか
銀行・古銭を扱う業者・総合買取店・出張と宅配の違い

古いお金を手放す先は、大きく2つに分かれます。いまも使えるお金を額面どおりに替えるか、集める人にとっての価値で買い取ってもらうかです。どちらが得かは、手元のお金の種類と状態で決まります。
銀行・日本銀行で替える
いまも使える古いお金は、額面どおりに替えられます。日本銀行は、発行が終わって流通に不便になったお札を、本店や支店でいまのお札と引き換えています。
ただし、替えられるのは額面の分だけです。買取の一括査定サービスを運営するおいくらも、銀行では額面どおりの換金にしかならず、希少性や素材の価値は反映されにくいとしています。100円銀貨のように銀を含むものや、未使用で番号に特徴のあるお札を銀行で替えると、額面を超える分を手放すことになります。
向いているもの: 使われていた昭和のお札や硬貨で、番号や年号に特徴がないもの。
古銭を扱う業者に売る
いまは使えない古いお金や、額面を超える可能性のあるお金は、古銭を扱う業者に売ります。
おいくらは、古銭を納得して売るなら、古銭に詳しい業者を選ぶよう勧めています。明治・大正の希少性や歴史的な価値、金や銀としての相場まで反映されやすいからです。逆に、古銭の買取に慣れていない業者では、高い値がつかないこともあるとしています。
総合買取店でも古銭を扱うところはありますが、専門性は店によって違うとされています。同じ解説では、総合買取店の例として、古銭を扱う店舗が限られ、持ち込みだけで、鑑定のために数日から1か月ほど預かる場合があり、穴銭や現行の貨幣は対象外という店が紹介されています。申し込む前に、手元のお金が対象になるかを確かめます。
向いているもの: 寛永通宝や天保通宝のような穴銭、明治・大正のお金、金貨・銀貨、未使用のお札や特徴のある番号のお札。
来てもらうか、送るか、持ち込むか
出張買取
自宅に来てもらって売る方法です。量が多いときや、ほかの品物も一緒に見てほしいときに向いています。
自宅での買取は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。大阪府の案内によると、契約書面を受け取った日から8日以内なら、理由を問わずクーリング・オフができ、その間は品物の引き渡しを断れます。頼んでいないのに業者が訪ねてきて買取を勧めることは禁止されています。
おいくらも、売るつもりのなかったものまで強引に買い取られるトラブルがあると注意しています。
宅配買取
箱に詰めて送る方法です。近くに店がないときに向いています。おいくらは、宅配買取の補償には上限がある場合があり、高価な品は万一の紛失も考えておくよう勧めています。申し込む前に、補償の範囲を確かめます。
店頭買取
店に持ち込む方法です。少量で、その場で金額を聞きたいときに向いています。
売り先の選び方
| 手元のお金 | 向いている売り先 |
|---|---|
| 使われていた昭和のお札・硬貨(特徴なし) | 日本銀行・銀行で額面に替える |
| 100円銀貨、未使用のお札、特徴のある番号 | 古銭を扱う業者で、額面を超えるかを確かめる |
| 穴銭、明治・大正のお金、金貨・銀貨 | 古銭に詳しい業者。総合買取店なら対象かを先に確かめる |
| 缶や箱いっぱいの量がある | 出張買取。契約書面とクーリング・オフの説明を確かめる |
| 少しだけ | 店頭か宅配 |
日本銀行・大阪府の資料と、おいくらの公開情報をもとに、ねうち帖がまとめた。
どこに売るにしても
- 磨かない、洗わない。 洗浄や磨きは価値を下げるおそれがあるとされています。
- 複数の業者で比べる。 業者によって査定額に数万円から数十万円の差が出ることもあるとされています。
- 鑑定書があれば一緒に出す。
お金ごとの価値は、古銭の価値の調べ方、旧紙幣の価値と買取、100円銀貨の価値にまとめています。品物を問わない売り方の比べ方はどこで売る?売り方の比べ方にあります。
参考にした資料
いずれも2026年10月21日に確認。
