ねうち帖

切手・はがき

記念切手の価値

多くは額面どおり。値がつくのは一部の古い切手

アルバムに並んだ切手と、ひもで束ねたはがきのイラスト
イメージイラストです。実物の図柄は再現していません。

古い記念切手のアルバムや束が出てくると、高く売れるのではと期待します。ただ、記念切手の多くは額面どおりの価値です。業者の解説でも、特別な値打ちのない切手は基本的に額面どおりとして扱われるとされています。

額面を大きく超えるのは、発行の古い一部の切手です。この記事では、その例と、額面程度になる理由、手元の記念切手を分ける手順をまとめます。

額面程度になる理由

買取の情報サイト「高く売れるドットコム」(マーケットエンタープライズ)は、次のように説明しています。

  • 昭和30年代後半の切手ブーム以降に発行された記念切手は、集める人の手に広く渡っているので、特別な値打ちがないことが多い。
  • 東京オリンピックの記念切手も発行枚数が多く、ふつうのものには特別な値打ちがない。ただし、オリンピック当日の消印が押されたものは高く評価される場合がある。
  • 業者に買い取ってもらう場合は、業者の利益が乗るので、額面を下回ることがある。

切手シートの買取の目安は額面の80〜90%前後とされています(切手の換金方法と買取価格)。ふつうの記念切手を売る場合も、この程度が目安になると考えておくのが無難です。

額面を超える値がつく切手の例

同じ解説では、次のような切手に額面を超える相場が示されています。

額面を超える値がつく日本の切手の例(高く売れるドットコム公開、2026年7月21日更新)
切手発行年公開されている相場
見返り美人1948年(昭和23年)1枚 〜5,000円前後/シート 〜15,000円前後/使用済み 〜1,000円前後
月に雁記載なしバラ(状態良好)〜7,000円前後/シート 〜50,000円前後
ビードロを吹く娘1955年(昭和30年)バラ 〜500円前後/シート 〜7,000円前後
竜文切手記載なし半銭 〜10,000円前後から、5銭 〜65,000円前後

出典:高く売れるドットコム「プレミア切手や記念切手買取」(2026年7月21日更新)。2026年10月21日に確認。相場は執筆時点の情報とされている。

業者によって目安には差があります。たとえば見返り美人について、買取の比較サービス「ウリドキ」は30,000〜50,000円という相場を示しています。どちらも状態のよいものを前提にした上限の目安で、実際の値段は査定を受けるまでわかりません。

手元の記念切手を分ける

手元の記念切手の分け方
手元の切手考え方次にやること
表の切手や、昭和30年代前半までに発行されたもの額面を超える可能性があるほかと分けて、切手を扱う業者に見てもらう
記念の消印が押されたもの評価される場合がある使用済みでも捨てずに、一緒に見てもらう
昭和30年代後半以降の、ふつうの記念切手額面程度か、それを下回る使うか、シートのまま売る
バラで少し額面程度手紙に使う。足りない分を貼り足す

高く売れるドットコム・ウリドキの公開情報をもとに、ねうち帖がまとめた。

発行の時期がわからなければ、分けずにまとめて査定に出してかまいません。

売る前にやること

  • アルバムやシートからはがさない。 シートのままのほうが評価されます。
  • 日の当たらない、湿気の少ない場所に置く。 日焼けや湿気、折れ、変色で評価が下がるとされています。
  • フリマアプリには出さない。 主なフリマアプリでは、未使用の切手の出品は原則として禁止とされています。

参考にした資料

  1. 高く売れるドットコム(マーケットエンタープライズ)|プレミア切手・記念切手の解説(2026年7月21日更新)
  2. ウリドキ|切手シートの買取の解説(2026年9月14日更新)
  3. おいくら(マーケットエンタープライズ)|切手の処分と換金の解説(2026年8月27日更新)

いずれも2026年10月21日に確認。

この帖を書いた人

つぐみ

公的な資料と、買取業者が公開している価格を調べてまとめています。買取の目安は調査日時点のもので、状態や売り先によって変わります。

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