切手・はがき
切手の換金方法と買取価格
郵便局では現金にならない。売る・交換する・使うの比べ方

家から未使用の切手がまとまって出てきたとき、まず知っておきたいのは、郵便局では切手を現金に換えられないことです。日本郵便が案内しているのは、手数料を払って別の切手やはがきに交換する方法です。買取の一括査定サービスを運営するおいくらも、郵便局では現金への払い戻しはできないと説明しています。
現金にしたいなら、買取業者に売ることになります。この記事では、日本郵便の資料で交換の条件を確かめ、業者が公開している買取率と並べて、どの方法を選ぶかをまとめます。
郵便局でできること
日本郵便は、不要になった郵便切手や書き損じたはがきを、所定の手数料を払えば交換するとしています。交換先は、はがきや郵便書簡、レターパックのような特定封筒などで、組み合わせによっては交換できないものもあります。汚れたり傷んだりした切手は無効とされています。
手数料は、2023年4月1日に改定されました。日本郵便の発表では、1回に100枚以上を交換する場合の手数料が次のとおりです。
| 交換に出すもの | 1枚あたりの手数料 |
|---|---|
| 郵便切手、通常はがき、往復はがき | 10円 |
| 郵便書簡、航空書簡 | 20円 |
| 特定封筒(レターパックなど) | 60円 |
| 額面が10円に満たない切手・はがき | 10円 |
出典:日本郵便「郵便切手類の交換手数料の一部改定など」(2022年7月15日発表)。100枚未満の場合の手数料は、郵便局の窓口で確かめる。
額面の小さい切手ほど、手数料の割合が重くなります。100枚以上をまとめて交換に出す場合、5円の切手にも1枚あたり10円の手数料がかかり、額面を上回ります。
買取業者に売る
買取の比較サービス「ウリドキ」(ウリドキ株式会社)は、切手シートは基本的に額面の80〜90%前後で買い取られるとしています。普通切手のシートの目安は次のとおりです。
| 額面 | 額面に対する買取の目安 |
|---|---|
| 50円未満 | 80〜85% |
| 50円以上 | 85〜90% |
| 500円・1,000円 | 90%前後 |
出典:ウリドキの切手シートの解説。2026年10月21日に確認。状態によって大きく変わるとされている。
日焼けや湿気、折れ、変色があると評価は下がります。切手の収集がはやった時期に発行されたものは、比較的値段がつきにくい傾向があるともされています。
一方で、「見返り美人」のような昔の記念切手には、額面を大きく上回る値がつくことがあります。記念切手かもしれないものは、ふつうの切手とは分けて見てもらうほうがよいでしょう。
なお、主なフリマアプリでは、未使用の切手の出品は原則として禁止されているとされています。売るなら、切手を扱う買取業者が中心になります。
自分で使う
2024年10月1日に郵便料金が改定されました。日本郵便は、旧料金の切手を使うときは、新しい料金との差額を足して貼る必要があるとしています。たとえば旧84円の切手に26円分を足せば、新しい110円の料金になります。
出す手紙が多い家なら、売らずに使い切るのがいちばん損がありません。
どの方法にするか
| 手元の切手 | 向いている方法 |
|---|---|
| シートのまま、額面の大きいもの | 買取業者に売る。目安は額面の85〜90%前後 |
| 昔の記念切手、見たことのない図柄 | ふつうの切手と分けて、切手を扱う業者に見てもらう |
| バラの切手が少し | 自分で使う。足りない分を貼り足す |
| 額面の小さい切手(10円未満) | 100枚以上の交換では手数料が額面を上回る。使うか、まとめて売る |
| 汚れや傷みのある切手 | 郵便局では無効とされている。売れるかは業者に確かめる |
日本郵便の資料と、ウリドキ・おいくらの公開情報をもとに、ねうち帖がまとめた。
売り方ごとの違いはどこで売る?売り方の比べ方にまとめています。
参考にした資料
- 日本郵便|書き損じはがき・切手の交換
- 日本郵便|郵便切手類の交換手数料の一部改定など(2022年7月15日発表)
- 日本郵便|2024年10月の料金改定に伴う普通切手
- ウリドキ|切手シートの買取の解説(2026年9月14日更新)
- おいくら(マーケットエンタープライズ)|切手の処分と換金の解説(2026年8月27日更新)
いずれも2026年10月21日に確認。
