金・プラチナ・宝石
金歯の買取
値段は重さと純度で決まる。銀歯にも金とパラジウムが入っている

亡くなった家族の引き出しから、小さな袋に入った金歯が出てくることがあります。治療で外した金歯を、歯医者から持ち帰ってしまっておく人もいます。
金歯は、金とほかの金属を混ぜた合金です。貴金属として、金の買取店に売れます。値段は、重さと、金がどれだけ入っているか(純度)で決まります。
値段の決まり方
買取の比較サービス「ウリドキ」(ウリドキ株式会社)は、金歯の買取額は、1gあたりの価格に重さをかけたものが基本だとしています。金歯の純度は、通常K14〜K20が主流とされています。
同じ解説には、なんぼやの公開価格をもとにした1gあたりの目安が載っています。
| 純度 | 1gあたりの目安 |
|---|---|
| K20(20金) | 18,667円 |
| K18(18金) | 17,110円 |
| K14(14金) | 12,964円 |
出典:ウリドキの金歯の買取の解説に載っている、なんぼやの公開価格。2026年10月22日に確認。金の相場で毎日変わる。
金歯は1本が数グラムと軽いので、1本あたりの金額はそれほど大きくなりません。ウリドキは、少ないと金額が小さくなりやすいので、先に重さを量っておくよう勧めています。
銀歯にも金とパラジウムが入っている
保険の治療で使われる銀色の詰め物やかぶせ物には、「歯科鋳造用金銀パラジウム合金」が使われることがあります。医薬品医療機器総合機構で公開されている添付文書の例では、中身は次のとおりです。
| 金属 | 割合 |
|---|---|
| 銀 | 49.5% |
| パラジウム | 20% |
| 銅 | 16.85% |
| 金 | 12% |
| 亜鉛 | 1.65% |
出典:医薬品医療機器総合機構「パラゼット12-n」の添付文書。製品によって組成は違う。
金とパラジウムが入っているので、銀歯も捨てずに取っておきます。ウリドキの解説では、歯科金属や金パラジウム合金を買取の対象にしている店も紹介されています。金の買取店のすべてが銀歯を扱うわけではないので、持ち込む前に聞きます。
手元の金歯を分ける
| 手元のもの | 考え方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 金色の詰め物・かぶせ物 | K14〜K20の金合金が多い | 金の買取店で純度を測ってもらう |
| 銀色の詰め物・かぶせ物 | 金とパラジウムが入っていることがある | 歯科金属を扱う店に、買い取るか聞く |
| 歯がついたまま | 店によって扱いが違う | そのまま査定できるか、先に聞く |
| 数本だけ | 重さが小さく、金額も小さい | ほかの金製品とまとめて査定に出す |
ウリドキ・なんぼやの公開情報と、医薬品医療機器総合機構の添付文書をもとに、ねうち帖がまとめた。
売る前にやること
- 重さを量っておく。 キッチンスケールで構いません。店の査定額と比べる手がかりになります。
- 純度がわからないときは店で測ってもらう。 ウリドキは、作った歯医者に聞けばわかる場合もあるとしています。
- 査定できなかったときの手数料を確かめる。 ウリドキは、キャンセル料や手数料がかかる店があると注意しています。なんぼやは、査定料とキャンセル料はかからないとしています。
- ほかの金製品とまとめる。 切れたネックレスや片方だけのピアスなども、金なら一緒に査定に出せます。
これから歯の治療で金歯を外す場合は、ウリドキ・なんぼやとも、外した金属を持ち帰りたいと歯医者に伝えるよう勧めています。伝えないと処分されることがあります。
参考にした資料
- ウリドキ|金歯の買取の解説(2026年4月22日更新、相場は2026年10月21日時点)
- なんぼや|金歯の買取(2026年2月27日)
- 医薬品医療機器総合機構|歯科鋳造用金銀パラジウム合金「パラゼット12-n」の添付文書
いずれも2026年10月22日に確認。
